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コロナウイルスの悲惨、ウォールストリートの記事より

コロナウイルスのニュースが毎日流れている。日本のメディアでは報道されないが、3日前Wall Street Journalでも様々な悲惨な状況が報道されている。世界での感染者数は170万人を超え、死亡者は10万人を超えた。また、米国での感染者数は467,000人超、死者数は16,736人となっている。この数字はスペインの15,843人を超え、第1位のイタリアの18,279人に迫る勢いである。アメリカ政府は、最終的な死者数は6万人になると予測。また、失業保険申請者数も1,700万人を超え、リーマンショックを軽く上回る数字となってきた。

NY市では死者数が5,000人以上となり、家族のいない者、埋葬の出来ない低所得者もいて、市ではブロンクスにあるHart Islandに無縁墓地を作りその遺体を埋葬しているが、その数、週5日毎日24遺体、通常は毎週25遺体であるので大変な数に上る。火葬の場合は、火葬場が追い付かず冷凍庫トラックが仮の遺体安置所として利用されているのだ。

またコロナウイルスにより病院で死亡する人たちも、ベッドで家族に見守られて死ぬということが出来ず(志村けんさんの場合と同じ)、看護師がIPadや携帯電話で最後の時を見守る計らいをしている。通常、看護師も臨終が近づくと必ず家族を呼ぶということに馴れているためか、スクリーンを通じての最後の別れに、患者が一人で死んでいくのを見るのは心が痛むと述べている。

また、WSJは集中治療室から生き残り回復した人たちも悲惨だと報道している。問題は人口呼吸器のようである。そもそも人工呼吸器を利用してもコロナ感染で死ぬ人は67%と高く、肺炎の2倍の死亡率という。たとえ生き残ってもPTSDのような精神的な後遺症が残り、それに苦しむようだ。せん妄状態となる、記憶が飛ぶ、認知症になる、うつ病になる、歩行困難になる等回復に何年もかかることが多いとしている。

そして、経済的打撃を受けている州と言えば、その筆頭はネバダ州だ。カジノの街ラスベガスは夜のネオンサインもほぼ消え、ゴーストタウン化している。リーマンショック時の繰り返しと言われているが、2007年から2011年で17万人の雇用が失われたのに対し、今回は過去2週間で16万4,000人の失業保険の申請が行われたことから、リーマン時の比ではない。観光業中心であったネバダ州は、リーマンショックの教訓から産業分散に力を入れてきた。リノ市にテスラの電池工場やデータセンターのSwitch社を誘致したり、ホッケーチームやNFLのレイダーズを呼んだりとスポーツ産業にも力を入れてきたが、観光からの脱出には至らなかったようである。

Bill & Melinda Gates 財団の Melinda Gates 女史は、コロナウイルスのワクチンは出来るかもしれないし、出来ても安心して使用出来るまでには18カ月かかるだろうとしている。まずは医療機関で働く人に使用してもらいたいと言っている。また、このコロナウイルスはスペイン風邪のような100年に一度のパンデミックではない。これだけグローバリゼーションが進めば、100年以内にその他のパンデミックに遭遇してもおかしくないとしている。コロナが終焉後、今後の人との付き合い方等、日々の行動の心理は永遠に変わると思うのと同時に、改めて自分たちはグローバルコミュニティにいることに気付いてくれることを望むと結んでいる。

☆ 推薦図書 ☆
スティーヴン・G・ロゲルバーグ著 桜田直美訳 『スーパー・ミーティング』 サンマーク出版 1,700円+税
ミーティングは会社にとっては必要である。しかし時間と費用をかけている割には成果が上がらないと思っているリーダーが多い。この本は「無駄なミーティング」の問題を取り上げて、分析、解決策を書いている。アメリカでは会議が1日に5,500万回が行われ、出席者の時給で換算すると年間で1兆4,000億ドル(150兆円)になり、アメリカのGDPの8.2%にもなるという。それでは有益なミーティングになるためにはどうすればよいのか。
①ミーティング開始前に計画をたて、何を話しあい、何を決定するのかを考えておく。
②ミーティング時間を決め、さらに10%短くする。それがプレッシャーを与え、いい結果につながる。
③ミーティング参加者が多くなるほど生産性が下がる。出席者の人数を絞る。
④座る順番を変える。様々な席を経験することによって刺激を提供できる。
⑤リーダーは常にポジティブなエネルギーを発することである。出席者には、気分や感情は伝染する。
⑥ミーティングは常に話あっていなければならないことはない。各自が黙って自分の考えを紙に書いた方が良い場合もある。

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