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税務職員の賄賂、江戸時代風か

新聞やテレビで、このほど、大阪国税局は管内の税務署の上席国税調査官を国家公務員法違反などで懲戒解雇処分にしたと発表した。国家公務員でありながら、確定申告書の作成などの業務を請負い、約1000万円を受け取っていた。これは税理士法違反(税理士類似行為)。

 

しかしこれは序の口で、この男は3年間で、仕事で自分が行った税務調査先から、脱税等を見逃す代わりに多額の現金を受け取っていた。これでは江戸時代の岡っ引きが岡場所などでの売春を見逃す代わり、袖の下を受け取っていたのと何ら変わりない。

 

さらには業務で登記簿謄本を取得する際、上司の決裁印が押された後の申請書類に書き加える形で、私的不動産登記簿を取得したり、飲み食い代を複数の税理士事務所に負担させていた。江戸時代であれば必殺仕事人の中村主水に殺されていたであろう悪徳役人である。

 

しかし、このような悪徳役人は彼一人だけであろうか?マスコミは報道していないが、アメリカなどでは、税務調査には、決して一人で行かせない。複数で行かせる。これは個人の犯罪防止である。調査先では当然、甘い罠が仕掛けられている場合があると想定しなければならない。

 

このような調査体制を改めないと、今後もこの種の事件は後を絶たないであろう。日本は仏教国であるので性善説にたっているが、キリスト教やイスラム教は、人は放っておけば必ず悪い道に陥る。だから宗教の儀式を守らせなければならないとしている。

 

 

☆ 推薦図書 ☆
曽野綾子、近藤誠 著 『野垂れ死にの覚悟』 KKベストセラーズ 1,050円+税
私は両氏の著書をほとんど読んでいる。近藤誠医師はガンは切らない方が良い、人間ドックは百害あって一利なしとする慶応病院の異色であり、曽根綾子氏はこの数年、著作が変化してきて、老人は社会に甘え過ぎなどと警鐘している。
団塊世代が、そろそろ大量老年難民の時代に突入する。そこで幸せに末期を送るにはどうすればよいか。百歳を超えて元気な人は医者に近づいていない。下手に運動をすると、例えば1日1万歩で体調を壊す。動物でトレーニング好きは人間だけ。
独居老人500万人でこれからは野垂れ死にが普通になる。この本は治療しない医者と、医者にかからない作家の、愉快でためになる対談である。

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