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令和4年度税制改正成立、目玉は?

岸田内閣のもと、初めての新税制が国会で成立する。内閣が言うには、「成長と分配の好循環」と「コロナ後の新しい社会の開拓」をコンセプトに、画期的な税制という事らしい。中身は所得税制で住宅ローン減税を年末借入残高の1%としていたのを0.7%に切り下げた。これは会計検査院から、今や住宅ローンの金利は0.7%に落ちてるから1%はおかしいと指摘されて改正されたが、そんなことでサラリーマンのためになるのか不思議である。
そして、税務署に申告する際、すべて電子化にするべく、あらゆる手を打っている。つまり紙ベースの申告は控えるように、あるいは電子データで届いた請求書や領収書は全て電子データで保存する。紙で残せば証拠にならない。青色申告も取り消すとした。
消費課税では免税業者からの仕入れは、課税仕入れにならないとし、売上高1000万円以下の業者も課税業者に取り組むべく、益税撲滅に乗り出している。これは結構なことである。
なにより目玉なのが「賃上げ」である。きちんと賃上げを行った事業者は30%の税額控除、中小企業だと40%の税額控除と、大盤振る舞いである。しかし考えてみれば、この世の中、数%もの賃上げを行える企業はどれほどあるだろうか、経団連の会長さえも難しいと発言してしている。今のところ春闘でトヨタなどはクリアしているようだが、上場会社でさえ、ままならない。ましてや200万社を超える中小企業は大半が赤字だ、仮に賃上げをしたところで、もともと税金を払っていないのだから、税額控除の恩典は全くない。
面白いのは個人の確定申告で年間所得2千万円以上、かつ財産を3億円以上所有するものは「財産債務調書」を提出しなければならなかったが、年間所得2千万円未満でも財産が10億円以上所有する者は「財産債務調書」提出しなければならないことになった。これは超富裕層がいかに所得税を納めていないか、国税庁も初めて気づいたらしい。超富裕層の節税努力は普通の人にはわからないくらい必死である。私の経験からもそれは言える。

☆ 推薦図書。
青木仁志著 「目標達成の技術」 アチーブメント出版 750円+税
私の親友でもあるアチーブメントグループCEOの著者の代表作である。ビジネス・政治・スポーツ・芸能などの各界のトップリーダーの必読書になりつつある。主題は「人はいつでもなりたい自分になれる」である。人生は有限である、だからこそ一度限りの人生を充実させ、有意義にかつ楽しく過ごしたいと誰もが願っている。この願いは「成功したい」という欲求、人間の本能といってよい。これらを現実化させるには「思考法」「原理原則」「行動技術」これら3つを抑えられることで目標は達成できる。これらを達成して成功している者には、共通点がある。それは自分自身に対して「私はできる」という信念を持っていることだという。そのためには自ら、人生の土台となる価値観を定め、目的を遂げるための目標や計画を立て、自分の行動管理をしなければならない。これから将来のあるべく姿を模索している者にとって大変有意義な本である。

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