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パナマ文書での日本人申告漏れ、なんと30億円

昨年、メディアで大きく取り上げられたタックスヘイブンのパナマ。私としては、何も今さらだが。ケイマン諸島と異なり、アメリカ人は利用しない。むしろロシアやヨーロッパ系の銀行がよく利用する。問題のパナマペーパーは、パナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」から流出した。内容は、取引1150万件、データにして2.6テラバイト分に及び、ロシアのプーチン大統領、イギリスのキャメロン首相(当時)、中国の習近平主席などの親族や関係会社がパナマ(タックスヘイブン)に大量の資金を移動させていたことがわかった。そのなかには有名私大の理事長や音楽プロデューサーなど、日本人個人が700名も含まれていたことが判明した。

 

私はそのパナマ文書を見せてもらった。コピーしないのを条件にではあるが、人の名前がぎっしり書き込まれていたが、住所は記載してなかった。しかも英文であるので、日本人は漢字でしか名前は記憶に残らない。そして性は、日本人とわかるが、名は外国人であったり。またその逆もあった。しかし日本の国税局は凄い。これらを1年間にわたり、丹念に追及したのである。文書で照会したり、呼びだしたり、あるいは調査訪問したりである。その結果、利息やキャピタルゲインを日本の税務署に申告していなかったのがバレて、計24億円の申告漏れ所得が指摘された。また、パナマ文書が世に出たので税務署の調査を待たず自主申告したのが6億円もあったというから驚きである。パナマ文書でこれであるから、シンガポールのHSBCなど有名銀行から文書が流出したら世を揺るがすかもしれない。

 

 

☆ 推薦図書 ☆
楠木新著 『定年後 - 50歳からの生き方、終わり方』 中公新書 780円+税
定年後の最大の問題は何か知っていますか?健康?お金?いいえ、孤独です。いい顔で死ねる人はどこが違うのか。自営業などを除けば、誰もがいつか迎える定年。社会と密接に関わってきた人も組織を離れてしまうと、仕事や仲間を失って孤立しかねない!お金や健康、時間のゆとりだけでは問題は解決しない。家族や地域社会との関係も重要になってくる。第二の人生をどう充実させたらよいのか。
この書では、終わりよければすべてよし、としている。若いときに華々しく活躍する人も多い。ただ悲しいことに、人は若いときの喜びをいつまでも貯金しておくことはできない。大会社の役員、社長であっても、会社を辞めれば“ただの人”である。
一方で、若いときには注目されず、不幸な会社人生を送った人でも、定年後が輝けば過去の人生の色彩は一変する。人生は晩年が勝負であるとしている。

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