代表者ブログ

トランプ、ついにアメリカ連邦政府閉鎖

2019年01月21日

米国連邦政府が閉鎖をしてからほぼ1か月が経つが、メキシコ国境の壁の予算に反対する民主党と何の妥協案も受け付けないトランプ大統領との溝は大きく、多方面にわたり悪影響が出てきた。特に大都市の空港ではTSAの検査官が無給で働いているが、ついに病欠を理由に休みを取り出した。彼らも生活があるので、ウーバーの運転手等で何とか生計を立てているようだとアメリカのメディアは報道している。その間、空港では一部TSA検査場所を閉鎖するなどしているため、ゲートにつくまで時間がかかり、航空会社は時間に余裕もって空港へ着くよう呼びかけている始末である。

 

国立公園や連邦政府系博物館も一部閉鎖し、デルタ航空は「政府関係者の出張がなくなり、今月だけでも25百万ドル(28億円)の損失になる」と報道している。また、FAAの Inspectionも閉鎖され、新機材の導入も出来ないようだ。IRSもTax seasonを迎え、職員を呼び戻しているようだが、税務署に電話をしても誰も出ない、そして還付も遅れているようだ。

 

そんな中で、先週全米大学フットボール選手権で優勝したClemson Universityの選手達は恒例のホワイトハウスでの祝賀会に招待をされた。ところが、ホワイトハウスも閉鎖でシェフがいないため、マクドナルド、ウエンディーズ、バーカーキングからハンバーガーやドミノピザを注文したとトランプ大統領はインタビューに答えた。また、ツイッターでは“Great being with the National Champion Clemson Tigers last night at the White House. Because of the Shutdown I served them massive amount of Fast Food (I paid), over 1000 hamburgers etc. Within one hour, it was all gone. Great guys and big eaters!”

 

これについては、そもそも外国からの来賓を招待するダイニングでこのようなことが起きていいのかと嘆くメディアも多く、招待された選手のなかでもジョークかと思ったと語る人もいたという。夜のトークショーでも盛んにこの件については取り上げられていて、トランプ大統領のツイッターには“I paid”とあるが、一番安い食事を選んだのではないかといわれている。彼の大好物はステーキなわけだから、ワシントンDCにあるトランプホテルからステーキをケーターしてもよかったのではないかと言われているありさま。

 

大統領自身の給与及び議員並びに議員の下で働くスタッフの給与は、法の下に保護され支払われている。なぜなら、日本では知られていないが、特に大統領の給与は憲法上減額することを禁止しているのである。ところが大統領府で働く補佐官たちは法の下での保護はなく、無給で働いているか自宅待機の状態だ。多くの議員の給与は支払われている一方、無給で働いている連邦政府職員がいるので気まずく感じているが、法律上で給与を止めることはできないものの、一時的に議会に預かってもらう、もしくは、給与を寄付することも出来るようである。実際に50人以上の議員が給与の一時預かりや寄付をしており、トランプ大統領自身も自分の給与40万ドルをNational Park Service, Small Business Administration, Veterans Affair, Department of Education, Transportation and Health and Human Servicesに寄付した。

 

しかし、アメリカ国民は一日も早く予算が議会を通過する事を願っているのではないだろうか。その点、日本は何ら心配せずとも安倍内閣の税制、予算がひとつの修正もなく成立するのは通常国会の開催を待たずとも確定している。良いのか悪いのか?

 

 

☆ 推薦図書 ☆
門田隆将著 『オウム死刑囚 魂の遍歴』 PHP研究所 1,800円+税
発行元の佐藤編集長から頂いた本である。著者は、人々の幸せを願った少年はいかに教団に魅入られ、なぜ教祖・麻原彰晃と対決し、絶望と悔悟の果てに何を見たのかを500ページにわたる本書で書き綴っている。死刑囚、井上嘉浩の遺された獄中手記5000枚の原稿を基に書き上げた労作である。井上の父親は息子と面会、「私は一度だって自分が助かりたいとか罪を軽くなりたいとか考えたことはありません。ところが、教祖がすべての罪を部下になすりつけるというあまりに卑劣な態度を取るので、やむを得ず向かっているのです。そのことを誰もわかってくれない」と井上の目から大きな涙が絶え間なくこぼれてきた。悔しかったのだろう。
井上の裁判は、一審は無期懲役、二審は死刑、最高裁は上告棄却。「なぜ、あんなまじめで優しかった息子がこうなってしまったのでしょうか」。井上の裁判だけが揺れに揺れた。井上が直接手を下した殺人事件が一件もなかったからである。13人の死刑囚で一審と二審の判断が分かれたのは井上だけである。
この著は珍しく加害者の立場で書かれたもので、読んでみるとさすが著者の力量が垣間見られるノンフィクションである。

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